切り絵のポストカードをご紹介します。
当店では、毎年初売に来てくださった方々に切り絵をベースにしたオリジナル・カレンダーをお渡ししています。その年が終わっても、絵の部分を切り取ってフレームにいれたり、そのままポスターとして飾ってくださったりと楽しんで頂いております。メインとなる切り絵は、焼き物と切り絵を生業としている親友の「陶芸家」に制作してもらっています。普段は、お客さんのご要望にそって、和洋、動植物、人物、建物、風景、いろんなものを切り絵にしている彼ですが、今回は、彼自身が一番好きな「1900年前後のアメリカやヨーロッパの生活」をモチーフに制作しています。装いをはじめ 道具や乗り物などの時代を反映した細かなディテールや、日常の人々の動きや表情をひとつの絵の中に切り取る作業は、とてもワクワクすると語る彼。今回の7つのシーンには、そんな当時の人々の姿が生き生きと映し出しされています。
ひとくちに切り絵と言っても今は様々なものがありますが、白黒の切り絵なら、まず黒い紙を切り、それを白い紙にはりつければ出来上がり。カラーにするときは、裏から色紙をはっていきます。今回は、各ピースごとに切って水彩で彩色し、それらをひとつずつペタペタと貼付けて・・・完成です。こう説明すると簡単そうですが、確かな洞察力とデッサンによる下絵から始まり、ピースごとの構成の後にようやく紙を切り出し、それから彩色へ、という実に地味で繊細な作業です。とくに今回のようなモチーフをカラーで製作する場合は、時代の空気を感じさせるような色使いと、切り絵が持つ独特のエッジ感を上手に表現しなければなりません。
こうして作り出される彼の切り絵の世界を多くの方に知っていただきたいという思いから、手軽に楽しめる「ポストカード」にしました。印刷の方法や紙質も吟味しながら、できるかぎり原画の雰囲気が伝わるように製作しています。フレームに入れると、ちょっと見ただけでは印刷とはわからない出来映えに仕上がっています。また、多くの作品を手にとってもらえるように、価格を抑えてセット販売にしました。原画となる切り絵制作の大変さを知る私からすれば「これで大丈夫なの?」と心配するほどお求めやすい設定になっています。ぜひ、今回の7つのシーンを、書斎、階段、トイレなどなど、いろんな場所に飾ってみてください。私が店内の壁に掛けているように、フレームに入れてランダムに組み合わせるのも楽しいですよ。気分を変えたい時には、絵を掛け替えたり配置を換えたりしてもいいですね。彼が作り出した一枚一枚が、日々の装いのように、なにげない日常を楽しむひとつのツールになったら嬉しいです。
なお、「ポストカード 7枚セット」と、フレーム付きの「額装 7枚セット」をご用意しました。
☆ 詳細・ご注文は >>>
■ ポストカード 7枚セット:¥1,750(税別)
■ 額装 7枚セット:¥18,200(税別)
2024/12/23
2024/12/22
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